小山評定前夜




いよいよ翌朝は小山で家康おやぢ主催の評定が開かれるという日の前夜、黒田長政(くろだ ながまさ)という男が登場します。

長政は、秀吉の軍師を務めた事で有名な黒田如水(くろだ じょすい)の息子です。策士として有名だった如水に対して、長政は戦場で無類の働きをする†戦士†として名が知れ渡っている典型的な武闘派大名で、実は三成の大阪屋敷襲撃にも参加していました。

ところが、父・如水が策士としてあまりに有名なので、評価はイマイチなのですが、長政が得意なのは戦の実戦だけでなく、父の如水ほどではありませんでしたが、人を諜略する事も結構得意だったのです。

そんな長政が、小山評定が開かれる前夜、福島正則の宿泊する本陣を訪れました。

福島正則は、すでに紹介しましたが加藤清正と並んで†秀吉子飼いの家臣†の筆頭ともいえる男です。正則は秀吉の遠縁の親戚にあたり、秀吉の下で働いたからこそ、この時期に大名としてデカい面が出来る男で、そうでなければ†ただの町の乱暴者†で終った人物かもしれません。

続きを読む

(C) 2009 天地人の関ヶ原の裏話