《関が原》 裏切り
家康おやぢには、小早川秀秋の考えている事を、手に取るように理解していたのです。元々どちらか勝つ方に味方しようと考えていた事を見透かし、どちらが勝つか判らなくなった時点で、秀秋は一人混乱しているだろうと見抜いていました。
スポンサードリンク
そんな小心者で思慮の足りないヤツに言う事を聞かせる方法として、家康がとった手段は〝恫喝〟でした。
家康の命を受けた徳川家の鉄砲頭・布施孫兵衛(ふせ まごべえ)率いる鉄砲隊は、密かに松尾山を登って、秀秋の本陣に忍び寄り、鉄砲を撃ち掛けました。
もちろん〝誰かに当てる〟気はなく、鉄砲の轟音と、鉄砲隊が背中に指している〝徳川家の指物〟を見せる事で、
「金吾! 裏切るならサッサと裏切れ! ヾ(`皿´)9(by 家康)」
という家康の意思を示したわけです。
もし秀秋に多少なりとも〝将の器〟や、天下を狙うだけの野心があったとしたら、こんな侮蔑的な〝裏切りの催促〟をされたら、逆ギレして、東軍を攻めていたでしょう。
しかし、秀秋は家康が予想した通りの〝小僧〟でした。本陣に鉄砲を撃ちかけてきたのが家康の手の者だという事を知ると、
「仔細あって、裏切る! 皆の者、西軍を攻めよ! ヽ(´Д`)9」
という命令を出し、松尾山を駆け下り始めたのです。
危うい均衡で一進一退を続けていた西軍の横腹に向かって、〝東軍〟となった小早川軍1万2千人が襲い掛かりました。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 関が原へ!
- 前線に到着した家康おやぢは、さっそく東軍の主だった大名を集めて軍議を開きました。......
- 上田城攻防戦!
- 家康おやぢは、この合戦こそ天下盗りの戦だと定め、徳川家の持てる兵力の全てを注ぎ込......
- 布陣完了!
- その日はあいにく雨が降っていました。当時は街灯などありませんので、月明かりもない......
- 上杉家動かず!
- 家康おやぢが、『関が原の戦い』において、犯した〝痛恨のミス〟といえば、この秀忠軍......
- 慶長出羽合戦
- 伊達政宗は東北の覇者として、もともと会津をも領地にしていましたが、秀吉の臣下に加......
- 黒田如水の野望
- 黒田如水というじ~さんの名前はすでに登場しています。小山評定で福島正則を説得して......
- 《関が原》 西軍奮戦!
- 関が原の兵士の雄叫びや剣戟の音が響き渡り始めると同時に、霧はみるみるうちに晴れは......
- 《関が原》 開戦!
- 日本全国の大名に大きな影響を与え、注目されている『関が原の戦い』は、前述の様に慶......
- 《関が原》 金吾の事情
- 石田三成の上げた狼煙を冷ややかに見つめる小早川秀秋という若僧が、どういう人物かと......
- 《関が原》 狼煙
- 戦闘が開始されると、西軍がこれまでの士気のバラツキからは考えられないような強さを......
- 《関が原》 大筒発射!
- 西軍は奮闘を続けますが、両軍の均衡を決定的に崩すところまでは行きません。それどこ......
- 《関が原》 家康の決断
- 合戦が始まったのは朝ですが、東軍と西軍の激しい戦闘は続きました。西軍で実際に戦っ......
- 《関が原》 宰相殿の空弁当
- 石田三成の出陣を促す狼煙はしつこく上がっています。南宮山の毛利秀元の元には、狼煙......
- 《関が原》 決着!
- 東軍の攻撃が、明らかに西軍を圧倒し始めたのを確認して、家康おやぢは徳川の直近部隊......
- 《関が原》 西軍崩壊
- 「やはり裏切ったか! (`◇´)9」松尾山を駆け下りて、西軍に向かってくる小早川......
- 《関が原》 敵中突破!
- 秀吉が存命だった頃に行われた朝鮮遠征の際、島津義弘の率いる島津隊はわずか8000......
- 《関が原》 孤立した島津隊
- さて、小早川秀秋の裏切りをきっかけに形勢が決まり、『関が原の戦い』は東軍の大勝利......
関連ニュース
